特集:b-flower『純真』レビュー


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『舟 2015 ver. 』

 

 

私がb-flowerを知ったのは、オススメMVを流すというTV番組で「舟」が紹介された時。


当時の私は将来に行き詰まりストレスが溜り疲弊しきっていてた。
ブラウン管から映し出される綺麗な映像と

聴いた事のない美しいメロディと歌声に心を打たれ蹲って号泣した。

だから「舟」は特別な想いがある曲なのだ。


その「舟」が22年の時を経て生まれ変わり「純真」のB面に収録され、こんなうれしいことはない。
2015ver.を初めて聴いたのはムクドリの会のイベントで、当時を思い出して涙が出る、というわけでなく、「こんなにも力強く背中を押してくれる曲になってる!!」という涙だった。


レコードプレイヤーを買い自宅で何度も聴いた。
キーは下がっているものの、美しさは変わっていない。
変わった所はナイーブで触れたら傷つきそうな決心の曲が

どんな事があっても進むんだ、という曲になった所。


八野氏の心境の変化が窺い知れるような…

そして世間に塗れ見失いかけた私の心をしっかりと掴み、背中を押してくれる曲だな、と思った。


これだけ力強くなった新生bだ。
11月のライブに期待が高まる。
きっと何かが変わるし何かを得られるライブになるだろう。
予言曲にもなった重大曲「舟」。一生愛し続ける大切な一曲だ。

 

漪能


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