特集:b-flower『純真』レビュー


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思わず、いや思って念のため相方に曲名を尋ねた。5月30日のイベント*の時のことである。


ぼくは、以前コンビニの店員に
「今店内で流れてた曲のタイトル知りたいんですけど~っ?」
と恥ずかしげもなく聞いたことがある。

旬な気持ちの時に、出来る確認ならしておきたいのだ。結果はともあれ。

話は戻り。曲名が「純真」と言うらしい。
ビートルズで言うところの・・・言ったら怒られるのかな?「イエスタデイ」のような第一印象。

 

弦入りのアレンジだからというだけの理由ではなく、陰と陽のバランスや言葉の乗せ方が英語詞的なところだったり。歌全体の印象も、例えば日本語の堪能な外国人が作って歌ったような感じを受けた。

b-flowerとしてはこの感じがデフォルトなのかも知れないし、逆に実験的な作品なのかも知れないが、そもそもぼくがb-flowerに対して堪能ではない。どうか許されたし。


とは言え、人に曲名を確認するということはあんまり無いことなので、つまり、これが曲の持つパワーなのだろう。

──「君の名は」と思った時、すでに物語の中にいて起承転結も承の段階、進行中だった。
とか素敵な話でしょう?

 

 

サカモトケンジ

blueberry, very blue

 

 

* blueberry, very blueも参加した、奈良で行われたレコ発イベント『b-flowerとSugarfrostの30年トーク』のこと


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