Frosty 17
(Sugarfrost Project Two)
Tracks: 純真 / 舟
Songs: 八野英史
Recordings:
Studio IZ, Newtown Studio, Studio bee, 01073 house
Design and print: 山内章子
演奏クレジット詳細はインサートをご覧下さい
しゅがふろプロジェクト第2弾は、90年代にイギリスで好評を博した2枚のしゅがふろシングルをリリースしているb-flowerです。これはもしかしてしゅがふろ最強の7インチかも?弦楽四重奏にのせられた、優しく宝石のように美しいラブソング...
と、普通に書き始めて手が止まってしまいました。
もうこのシングルについてはインサートとムクドリ3号(ぜひ読んでくださいね、通販同封します)にいろいろ書いたんですけど、なんかもう、書いても書いても特別なんですよこれって。だから逆に普通に書けないっていうか。
2015年5月30日に奈良でこのシングルのレコ発イベントをやりました。
bとしゅがふろ30年トークと題したんですけどまあ、しゅがふろは添えもんで主役はb-flowerの八野英史さん。私と違ってちゃんと下準備をしてきてくださって、人前に出るのが苦手なんていうのが嘘のような饒舌ぶり。そして集まったファンの方々の静なる動といった感じの熱気。わぁ。
会が終わってからも質問攻めに合う八野さん。涙ぐむファンの女性。そういう状況を目の当たりにすると、数は少なくてもいいファンを持ってて幸せやなって思いました。彼らの作る音楽を愛してやまない人たちはつまり、その音楽を通して彼らと心をかよわせてるってことなんですもんね。聞き流す音楽じゃなくて心に響く音楽は、大げさじゃなくて私たちの人生の糧のひとつなんですから。
私もムクドリの会という集まりを通じてb-flowerの応援をしてるんですけど、ほんとに何度も言ってるんですけど私、こんないい音楽を作ってるバンドが売れることなくここまできてるってのがすごい不思議なんですよね。八野さんの書く歌詞は素晴らしいし独特の世界観があります。でもだからって近寄りがたいってわけでもない。例えば村上春樹さん(そういえば彼もアナログ支持者ですよね)の小説にも独特の世界観があるんだけど、それでも万人に支持されてるでしょ?どんな人にもきっかけさえあればb-flowerの音楽を受入れることができるはず。ネオアコ好きだとかって限定する必要はまったくないし、そもそも王道ポップですもん彼らの音楽って。ちなみにムクドリの会の5人は音楽の趣味がほとんどバラバラに近いです(笑)そのまん中の繋がりがb-flower。それが彼らの音楽の普遍性を物語ってるんじゃないでしょうか?
話をこのシングルに戻しましょう。
今回はコスト削減のため私の帰省に合わせてリリースとイベント予定を組んだので、発表からレコードが出来上がるまで3ヶ月くらいの、しゅがふろにしたらかなりハイスピードなリリースとなりました。なんせ今回もひとりでやってるんで広報がちょっと追っつかなかったんですが、出来上がりには本当に満足しています。
前回のレコードプレスには若干の不満があったのでプレス会社も変えました。センターレーベルは前回のスタンプが上手くいかなかったので、印刷に変えました。手刷り版画のスリーブ用紙も、前回の普通の画用紙的な白がどうも後になってみると気になって探した結果、割と安価なクラフト紙を見つけてしーっくりきました。だからなんていうか、リリースからイベントの流れとか、もちろん楽曲が出来上がったタイミングも含めて、いろいろ「はまった」感があるんですよね。これも運命かなーみたいな、出会いを感じます!逆に言うと、この後はしばらく他の事はできないだろうなっていうくらい、このレコードに全力投球しちゃいました。
このレコードが、買ってくださるみなさんにも特別なものになりますように。
たくさんの方にこの素晴らしい音楽を聴いてもらいたいです。気に入ってもらえたら、ぜひお友達にすすめてみたり、ツイートとかしてください。レコードが売れるということは、そのバンドの活動を直に支えるということなんですもん。
パッケージ内容:シングルレコード、日英インサート、山内写真を八野さんデザインで作成のちょっとだけぜいたくなカラー歌詞カード、八野デザインの1インチ缶バッジひとつ*おつけします(Seeds Recordsより販売のb-flowerのTシャツと同デザイン)
*缶バッジの全5色コンプリートセットも販売していますのでショップをご覧下さい
そしてb-flower大特集のムクドリ3号も無料でおつけしています。
これがまた愛のあふれる冊子なんですよね^^ ぜひ読んでください!バックナンバーもありますのでご希望の方はお申しつけください。